漫画「父・たけしの死」②~緊急事態~

父・たけしの死②というタイトルの漫画

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漫画「父・たけしの死」②のあとがき

2019年4月のエピソード|大(小学3年)吟(小学1年)
病院に着くと、職員の方から父がいる部屋に案内されました。
対応が普通だったので、「実はそんなに重くないのでは!?」なんて、ふと思ったのですが、現実は厳しかった。
病室内で見つけた父は、横たわっており、目が半開きの状態で、着衣もだらりとしていて、明らかにこれまで知っている父とは違いました。一瞬にして「回復は無理だ」と悟りました。

その後、母も到着し、病院から状況を伺いました。
父は広範囲にわたるクモ膜下出血、病院到着時には心肺が停止していた、その後なんとか動いたが、血圧を上げるための薬をかなり大量に入れているーとのことでした。

父は集中治療室に移ることになり、病室が整うまでの間、待合室で母と待機することになりました。

母は長年看護師をしていたので、現在がどのような状況か、理解していました。
だけれども、この時はお互い現実味がまるでなく、逆にこの状況がおかしく、現実逃避というのか、「もうこんな時に限って大くんたら遅く帰ってくるのよ~」「ははは」と普通に談笑をしていました。

そこで、今日ここまでのいきさつなども聞きました。

父は数年前に早めのリタイヤをし、趣味の芸事などを楽しんでいました。
浅草観光ボランティアも、最近始めたものでした。地元浅草周辺の観光スポットを案内するということで、他のスタッフさんと事前の打ち合わせ場所に行き、そこで倒れたそうです。
倒れた場所が室内であったこと、その場に知り合いがいたことは不幸中の幸い、さすが父、ついているな、と思いました。

そして、前夜に思いがけない出来事があったとのことでしたー。

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